「自営業で借金が280万円もある。
住宅ローンなんて通るわけがない」——それが、かつての私の本音でした。
建築業を営みながら、事業資金や銀行ローンで抱えた借入は280万円。
家族5人の生活を守るため、地元にマイホームを建てたいという夢があっても、審査に通らなければ意味がありません。
何度も断られ、あきらめかけた私が出会ったのが「おまとめ住宅ローン」という仕組みでした。
これは単なるローンの話ではなく、人生を立て直す一歩。
体験談を通して、同じように悩む方に「可能性はある」と伝えたいです。

借入がある自営業者の住宅購入は「無謀」なのか?
地元に家を建てたい、家族のための決意
私は45歳、建築関係の自営業をしています。
妻と子ども3人、5人家族で賃貸暮らしをしていましたが、長男が中学生になったのを機に「地元に根を下ろす家を持ちたい」と強く思うようになりました。
仕事でも家庭でも拠点を安定させたい。
それは、家族みんなの願いでもありました。
「自分の力で家を建てたい」というのは、建築を仕事にしている私のひとつの夢でもありました。
土地は見つかっていて、設計も思い描いていました。
あとは資金だけ。しかし、住宅ローンという壁が立ちはだかったのです。
その時の私は、住宅ローンの審査がこんなにも厳しいものだとは知りませんでした。
「家族のために頑張ってきたのに、家を持つことすらできないのか」と、自営業者である自分の立場を初めて重たく感じました。
事業のための借入280万円が住宅ローンに影響するとは
私が抱えていた借金は、すべて事業のためのものです。
設備投資や人件費の立て替えなど、自分の仕事を回すために必要な資金でした。
だから「住宅ローンには関係ないだろう」と高を括っていたのです。
ところが、住宅ローンを申し込んだ銀行はそこを厳しく見ていました。
借入額は280万円。返済に遅れはないとはいえ、それが「信用リスク」と判断されたのです。
事業の借金であっても、個人の信用情報に反映される。
そんなことすら知らずに、私は審査に落ちてしまいました。
今思えば、「自分の努力は認めてもらえないのか」という思いと、「住宅ローンの仕組みを理解していなかった自分への悔しさ」が入り混じっていたように思います。
銀行に断られて感じた「自営業者の厳しさ」
最初に申し込んだのは、大手都市銀行の住宅ローンでした。
収入も安定しているし、確定申告もきちんとしている。
そう思っていたのですが、「借入の額が多く、返済能力に不安がある」という理由で審査落ち。
まるで、自営業であること自体がリスクであるかのような扱いに、正直ショックを受けました。
サラリーマンなら、源泉徴収票だけでスムーズに審査が進むのに、自営業だと確定申告3年分の書類が必要で、その数字ひとつひとつが審査に大きく影響します。
赤字の年が1年でもあると、それだけでマイナスになることもあります。
「真面目に働いてきたのに、なぜこんなに不利なのか」——それが、当時の正直な気持ちでした。

審査に通らない理由は「借入」だけじゃなかった
「確定申告3年分」で見られる収入の安定性
自営業者にとって避けて通れないのが「確定申告書類」の提出です。
私はきちんと3年分を準備して臨みましたが、ここで思わぬ落とし穴がありました。
実は、1年前に経費を多めに計上していたことで「利益が少なく見える」年がありました。
金融機関はこの申告書を元に、収入の安定性と将来的な返済能力を見極めます。つまり、ただの収入額だけではなく、「3年間にわたって安定して利益が出ているか」が重要になるんです。
私はそれを知らず、「今年は調子が良いから大丈夫」と思っていたのですが、それは大きな誤解でした。
このとき初めて、「帳簿の数字は、住宅ローンの世界でも未来を決めるんだな」と痛感しました。
「返済比率」が示す、意外な審査の落とし穴
もうひとつ、私が気づかなかったのが「返済比率」です。これは、年収に対して月々どれだけの返済があるかを示す指標で、多くの金融機関が審査で重視しています。
私の場合、事業資金や銀行ローンの返済が月々約8万円ありました。
年収に対してこの額は決して軽くはなくて、「これ以上返済を増やすのは危険」と判断されたようです。
たとえ事業が順調でも、この比率が高ければ住宅ローンの審査には通りにくくなります。
返済能力を示すには「収入額」だけでなく、「支出の比率」まで見られる。
これは会社員と違い、変動収入がある自営業者には特に厳しいポイントです。
事業とプライベートが混在して見られる“自営業の壁”
私は「仕事は仕事、家庭は家庭」と割り切っていました。しかし、金融機関にとっては、すべての借入や支出が「個人の信用」として見られるのです。
つまり、事業の資金繰りのための借金であっても、それは「あなた個人の負債」と判断される。
また、家族の生活費や事業経費が混在しがちな自営業では、「何が家庭の支出で、何が事業費か」を明確にしないと、評価されにくいという現実もありました。これに気づいたのは、専門家に相談してからでした。
「自分では整理できていたつもりでも、金融機関の目にはそう映らない」——これが、自営業者が住宅ローン審査でつまずきやすい大きな理由の一つなのです。

見つけた突破口「おまとめ住宅ローン」という選択
おまとめとは?借入を住宅ローンに一体化する仕組み
何度も住宅ローン審査に落ちて、心が折れかけていたとき、あるサイトで「おまとめ住宅ローン」という言葉を目にしました。
調べていくうちに、それは「今ある借金を住宅ローンに含めて一本化する」方法だと知りました。
この方法なら、借入280万円も住宅ローンに組み込むことが可能になり、月々の返済負担が軽減されるうえ、返済比率の改善にもつながるということでした。
まさに私のように「事業で借入がある自営業者」のための仕組みのように感じました。
これなら、審査に通る可能性があるかもしれないと、久しぶりに希望を持てた瞬間でした。
おまとめ住宅ローンの無料相談で見えた、通過への現実的な道筋
そのままサイトから「無料相談」に申し込みました。正直、半信半疑でしたが、電話で丁寧に話を聞いてくれた担当者の方の対応がとても親身で、「この人に任せたら、もしかしたら!」と感じました。
相談の中で、私の確定申告の内容や借入の詳細をもとに、返済比率を見直す方法や、どのように借金を住宅ローンにまとめれば審査に通る可能性が高まるかを、非常に分かりやすく教えてくれました。
「なるほど、これが通る人と落ちる人の違いなんだ」と、目からウロコの情報ばかりでした。
自分ではどうにもできなかったことも、おまとめ住宅ローンの企業と一緒なら一歩ずつ整理できる。まさに、ここが突破口でした。
「借金を住宅ローンにまとめたプランで再申請」したら状況が一変した理由
アドバイスをもとに、既存の借入をおまとめ住宅ローンに一本化し、返済比率を大幅に改善しました。
その後、改めて住宅ローンに申し込んだところ、今度は審査に通ったのです。以前は何度も否決されていたのが嘘のようでした。
ただし、以前から考えてた物件ではなく、おまとめ住宅ローンの企業が提案した家になりました。
でもそれが何と注文住宅でした!
家のグレードも上がるなんて、考えてもいなかったです。ビックリしました。
「同じ人間でも、整理の仕方でここまで変わるのか」と、正直驚きました。
そして何より、子どもたちに「パパおうち建ててくれるの?楽しみ!」と言われたときは、本当に頑張ってよかったと感じました。
「無理だ」と決めつける前に、選択肢を知ること、あきらめないで解決策を探し続けることの大切さ。それを改めて実感した出来事でした。

審査通過!家族5人が安心して暮らせる家を手に入れた
月々の支払いが整い、返済も生活も安定した
おまとめ住宅ローンによって借入を一本化したことで、月々の支払いが整理され、返済額も大幅に下がりました。
それまでは事業資金の返済や銀行ローンに追われ、家計に余裕がなかったのですが、それが一気に解消されたんです。
住宅ローンと合わせた形で返済が管理できるようになり、資金の流れが見えやすくなりました。
なによりも以前は毎月の支払い額が借金8万円と、家賃11万円で計19万円でしたが、
現在の月々の支払いは持ち家の12万円のみ、借家から持ち家になった上に月々7万円も支払いが減りました。
おかげで生活にもゆとりが生まれましたし、仕事にも集中できるようになりました。
「ただローンを通しただけ」ではなく、「生活そのものが立て直された」。
これが、おまとめ住宅ローンを選んだ最大のメリットだと実感しています。
住宅ローン通過の知らせに、妻が涙した
審査に通ったという連絡が来た日、私はすぐに妻に伝えました。
驚きと喜びが入り混じった声で「本当に?やったね!」と返ってきたあの瞬間は、一生忘れられません。
長年の夢だった「家を建てる」という目標が、やっと現実になったと感じた瞬間でした。
子どもたちにも伝えると、「やったー!自分の部屋ができる!」と大はしゃぎ。
家族みんなが心から喜んでくれて、「ここまで頑張ってきてよかった」と、込み上げてくるものがありました。
ローンの通過は、ただの通過点ではなく、家族にとっての希望の始まりだったんです。
建築業の経験を活かし、自分の理想の家を建てた喜び
私は建築業に長年携わってきたため、家づくりにはこだわりがありました。
だからこそ「自分の理想を形にした家を持ちたい」という夢が強かったのです。
おまとめ住宅ローンの企業が注文住宅を提案してくれたおかげで、その夢も実現できました。
設計、施工に知見があるので、自分も関わることができて、コストも抑えられました。
家族の生活動線を考えた間取り、自分好みの外構…すべてが私たち向けの「手作りのマイホーム」です。
この家は、単なる住まいではなく、家族の拠点であり、人生の基盤。それが現実になった今、言葉にできない充実感があります。
同じように悩む自営業の人へ伝えたい「最初の一歩」
「自営業でも通る方法」は、確実に存在する
自営業者は住宅ローンに通りにくい。確かにそれは事実です。でも、「通るための方法」が存在することもまた、また間違いありません。
私は借入280万円がある状態で、何度も審査に落ちました。それでも諦めずに選んだ「おまとめ住宅ローン」で、結果的に通過することができました。
重要なのは、「無理だ」と決めつけずに、自分の状況に合った対策を知ること。
知らなければ一生変わらない。でも、知れば選択肢は広がります。
だからこそ私は、「自営業=無理」と思っている人にこそ、正しい情報を知ってほしいと強く思います。
「借金があっても家は持てる」ことを知ってほしい
かつての私は、「借金がある=住宅ローンは無理」という思い込みにとらわれていました。
でも実際には、借金があっても、それを住宅ローンに組み込んで一本化することで、審査に通るケースは多くあるのです。
私の場合、事業のために借りた資金が住宅購入の障害になっていましたが、「返済計画を整理する」ことで見える化され、金融機関の評価が変わったのです。
借金は悪ではありません。大切なのは「どのように扱うか」。それを整えることで、自営業の人でも未来は確実に開けます。
迷っているなら、ダメもとでもいい、相談から始めよう
私が最初に動けたのは、「無料相談だから、失うものはない」と思えたからです。
そして、その一歩がすべてを変えました。あのとき勇気を出して問い合わせていなければ、今でも賃貸暮らしのままだったかもしれません。
「まだ無理かも」「自分なんかじゃ通らないかも」——そう思っている人こそ、相談してみてください。
専門家に話すことで、自分では見えなかった選択肢が必ず見えてきます。
未来は、待っていても変わりません。変えるのは「一歩踏み出すこと」なんです。
