「投資に失敗して350万円の借金。もう家なんて一生ムリだと思っていた」。これは、かつての私の本音です。43歳、会社員、妻と小学生の子ども2人。家族にマイホームを持たせたいという思いはあっても、現実は厳しく、住宅ローンの審査にも何度も落ちました。そんな中、希望をくれたのが「おまとめ住宅ローン」という仕組みでした。これは単なる借金の一本化ではなく、「人生のやり直し」のきっかけ。この記事では、私が借金を抱えながらも住宅ローンに通ったリアルな体験をお話しします。

投資に失敗、借金350万円。住宅ローンなんて夢だと思っていた
借金を抱えた会社員が「家を買う」と言っても、現実味がないと思われるかもしれません。私自身も、「もう無理だ」と心の中で諦めかけていました。でも、家族のためにどうしても夢を諦めたくなかった。そんな私が、借金を整理して住宅ローンに通るまでのリアルな道のりをお話しします。
家族に「マイホームを持ちたい」と言い出せなかった理由
私は43歳、メーカー勤務の会社員。妻と小学生の子ども2人の4人家族です。家族で落ち着けるマイホームがほしいとずっと思っていましたが、投資の失敗で作ってしまった350万円の借金が足を引っ張り、「今はタイミングじゃない」と自分に言い聞かせていました。
特に辛かったのは、子どもが「○○くんは自分の部屋もってるんだってさ」とポツリとつぶやいたとき。胸が締めつけられました。それでも、「今の俺には無理だ」と、家族に話すことすらできませんでした。
投資で失ったお金と、残ったのはカードローンとマイカーローン
もともと家を買う資金の足しになればと始めた投資でしたが、結果は大失敗。無理に取り返そうとして損失が膨らみ、気づけば消費者金融のカードローンとマイカーローンで350万円の借金を抱えていました。
毎月の返済額は約11万円。家計の中で余裕はほとんどなく、ボーナスも借金返済で消えていく日々。それでも、家族には笑顔でいようと頑張っていました。
でも内心、「このまま一生家は持てないかもしれない」と思い、希望を持てなくなっていました。
「住宅ローン審査は無理」と自分に言い聞かせていた毎日
借金を抱えている以上、住宅ローンの審査には通らない——そう決めつけていた私は、何も行動せず、ただ現状を受け入れるしかないと思っていました。
ネットで検索しても、「借金があるとローンは厳しい」という記事ばかり。それを見ては、「やっぱり無理だよな」とさらに落ち込んでいました。
けれど、ある日目に留まった「借金があっても住宅ローンに通る方法がある」という記事が、私の意識を変えるきっかけになったのです。

現実を直視。なぜ住宅ローン審査に落ちたのか?
住宅ローン審査に落ちた理由は、単に「借金があるから」だけではありませんでした。問題はもっと深く、私自身が仕組みを知らなかったことが原因だったのです。この章では、私が審査落ちで初めて知った「本当の原因」を振り返ります。
会社員でも落ちる住宅ローン。その理由は信用情報にあった
私は会社員で、安定した収入もありました。「これなら大丈夫だろう」と思っていたのですが、結果はあっさりと「否決」。理由を問い合わせると、「信用情報に課題があります」とだけ告げられました。
調べてみると、過去にカードローンの支払いを数日遅延していたことや、借入額の多さがマイナス評価になっていたようです。安定収入があっても、「信用情報」にキズがあると審査には通らない現実を突きつけられました。
「返済比率」とは?意外に知られていない審査基準
次に言われたのが、「返済比率が高すぎる」ということ。返済比率とは、年収に対して月々の借金返済が占める割合のことです。私の月々の返済は約11万円。年収に対してその割合が高く、「これ以上ローンを組むのは危険」と判断されたのです。
この指標は、たとえ借金をきちんと返していても、高すぎると「将来的に返せなくなるリスクがある」と見なされるそうです。会社員であっても、借入の管理ができていないと評価されない。それが私の落とし穴でした。
「借金がある人」の共通点と、私がハマっていた落とし穴
信用情報・返済比率——これらに共通するのは、「借金をどのように管理しているか」という視点です。私は借金を「返せていればOK」と思っていましたが、それは審査の世界では通用しない考え方でした。
住宅ローンの審査は、「現在の返済状況」だけでなく「将来にわたって返せるかどうか」が重視されます。私はそこに無自覚だったため、落ちて当然だったのかもしれません。
でも、ここで諦めずに「どうしたら通るのか」を調べ始めたことが、後に人生を変えるきっかけになりました。

「おまとめ住宅ローン」という選択肢がすべてを変えた
「住宅ローンは無理」と思っていた私の考えを180度変えたのが、「おまとめ住宅ローン」という仕組みでした。それは、借金を整理するだけでなく、住宅ローン審査に通すための“戦略”だったのです。
借入があっても通る?「住宅ローンに借金をまとめる」ってどういうこと?
おまとめ住宅ローンとは、既存の借入(カードローンやマイカーローンなど)を、住宅ローンに組み込んで一本化する方法です。この方法だと、金利が下がり、返済比率も改善されるため、審査に通りやすくなる仕組みになっています。
私の場合、350万円の借入が最大のネックでしたが、それを住宅ローンに含めることで、見た目の借金がゼロになり、返済計画も安定して見えるようになったのです。これが、通過への大きな一歩となりました。
無料相談で見えてきた「今の状況で通すための条件」
この仕組みを知っても、正直最初は半信半疑でした。でも、「無料相談」と書かれていたサイトに思い切って連絡してみたことで、状況が一変しました。
おまとめ住宅ローン専門の担当者が私の借入状況と年収を丁寧にヒアリングしてくれて、「このままでは通りませんが、借り入れを住宅ローンにおまとめをすれば可能性はあります」とハッキリ言ってくれたのです。その言葉は、どれほど励みになったかわかりません。
一人で悩んでいても答えは出ませんでしたが、相談したことで道が見えたのです。
借金を住宅ローンにまとめた後に再審査。返済比率が改善し、審査通過へ
アドバイスに従い、既存の借金を住宅ローンに含めた形で再審査を申し込みました。返済比率も30%台まで下がり、信用情報にも整理された借入として記録されるようになり、結果は——「審査通過」。
何度も否決された私が、同じ条件でも「整理された借入」として評価され、ついに住宅ローンに通ったのです。あの通知を見た瞬間のことは、今でも鮮明に覚えています。
選択肢を知ることで、人生は変わる。それを実感した出来事でした。

通った!家族に報告した日のことは一生忘れない
何度も落ちてきた住宅ローン審査。そんな私が初めて「通りました」と連絡を受けた日のことは、今でもはっきり覚えています。それは、家族との未来が変わった日でもありました。
否決続きだった私が、なぜ通ったのか?
それまでの私は、「借金がある=通らない」と思い込み、書類の出し方や借金の見せ方を工夫する発想すらありませんでした。しかし、「おまとめ住宅ローン」で借金を整理したことで、返済能力のある健全な家計として見られるようになったのです。
同じ人間、同じ収入、同じ家族構成。それでも「整理の仕方」を変えただけで、審査結果が180度変わる。この経験を通じて、大切なのは「中身」よりも「見え方」も含めた総合的な戦略だと知りました。
家族の笑顔が増えた。やっと安心して暮らせる場所を持てた
審査通過の知らせを家族に伝えると、妻は「ほんとに…?」と目を潤ませ、子どもたちは「やったー!自分の部屋持てるの!?」と大はしゃぎ。その光景は、言葉にできないほどの喜びでした。
「この家で、ずっと一緒に暮らしていける」——当たり前のようで、これまでずっと叶えられなかった夢が、ようやく現実になった瞬間でした。
借金があっても、ちゃんと向き合えば家族に安心をプレゼントできる。そう確信しました。
住宅ローン通過は、ゴールじゃなく「再スタート」だった
もちろん、住宅ローンに通ったからといって、すべてが終わったわけではありません。これからも返済は続きますし、家を持ったことで責任も増えました。でも、不思議とプレッシャーはなく、「これから頑張れる」と前向きになれたんです。それもそのはず、賃貸住まいだったころの月々の支払いは借金11万円+家賃10万円で合計21万円でしたが、借金を住宅ローンにまとめた後の月々の支払いは持ち家の13万円だけに。マイホームを手に入れて、そのうえ月に8万円も余裕ができれば活力だって出てきます。
住宅ローン通過は、家族の新しいスタートライン。そして、私自身の再出発でもありました。

「借金があっても家を買いたい」と思っている人へ
かつての私と同じように、借金があるから住宅ローンなんて無理だと諦めかけている人は、きっと少なくないはずです。でも、それは本当に「不可能」なんでしょうか?この章では、私が感じた“諦めないことの価値”を、今悩んでいるあなたに届けます。
諦めるのは早い。正しい順番を知ればチャンスはある
私が住宅ローンに通らなかったとき、最初に間違えていたのは「いきなり申し込むこと」でした。何も整理せず、借金を抱えたまま申し込んでも、通るはずがありません。でも、順番を正しく踏めば、道は開けます。
「借金を住宅ローンにおまとめ」して借入を整理し、返済比率を見直し、必要な書類をきちんと揃える——この基本を知って、実行するだけで、結果は大きく変わりました。
あなたにも、チャンスはあります。焦らず、まずは状況を整理することから始めてください。
「恥ずかしい」「無理」——その思い込みが可能性を潰す
私も最初は、「借金のことなんて、他人に相談できない」と思っていました。でも、それが一番の間違いだったんです。自分の中で「無理」と決めてしまうことで、本当に可能性が閉ざされてしまうこともあると気づきました。
今ならはっきり言えます。「恥ずかしいから」と何もせずにいた時間こそ、もったいなかった。悩んでいる時間を、相談する時間に変えるだけで、状況は動き出します。
「私も通った」からこそ、あなたにも伝えたい相談の一歩
私は、借金350万円を抱えて、投資に失敗した過去がある43歳の会社員です。そんな私でも、住宅ローンに通ることができました。それは、特別なことをしたわけじゃなくて、正しい相談先と手順を選んだだけです。
だからこそ、あなたにも伝えたい。「まだ無理かも」と思っていても、行動すれば未来は変わります。一歩踏み出す勇気。それだけが、今の生活を変える鍵になります。