この記事では、年収ごとの「ゾーンで別れる借金額の危険レベルの早見表」を作成しました。
そして、家計を30分で“見える化”できる手順をまとめました。
むずかしい専門用語は使わず、今日からできる具体ステップだけをご案内します。
まずは収入と固定費を先に書き出し、つづいて変動費を3色で仕分けます。
生活の土台は「半分くらい」、楽しみは「3割くらい」、貯めるお金は「2割くらい」を目安に整えましょう。
返済負担が重いかの簡単チェックや、公的な相談先へのリンクも載せています。
迷ったら、表のゾーン早見表を見て安全目安から一歩ずつ調整しましょう。
■ ゾーンで別れる借金額の危険レベル
(返済負担率の目安)
収入の何%を支払いに回してる?
【安全レベルMAX】… 〜15%
【安全】……………… >15%〜20%
【注意】……………… >20%〜30%
【警戒】……………… >30%〜36%
【危険】……………… >36%〜45%
【危険レベルMAX】… >45%
※ 金額は月額・1,000円単位で四捨五入。
※ 使い方:自分の「年収」の行を見て、毎月の返済額がどの区間に入るかでゾーンを判定します。
※ 境界線付近なら、ひとつ厳しいゾーンとして扱う方が賢明です。
【凡例】
A=15% / B=20% / C=30% / D=36% / E=45%(=月収×各割合)
表示形式:[安全MAX:〜A][安全:A超〜B][注意:B超〜C][警戒:C超〜D][危険:D超〜E][危険MAX:E超]
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■年収200万円くらいの方の借入額の危険度数
(月収 約166,667円)
A=25,000以下の借金
[安全MAX:〜25,000]
A=25,000 / B=33,000の借金
[安全である:25,000超〜33,000]
B=33,000 / C=50,000 の借金
[注意が必要:33,000超〜50,000]
C=50,000 / D=60,000の借金
[警戒、抑えてください:50,000超〜60,000]
D=60,000 / E=75,000の借金
[危険!集中して返済!:60,000超〜75,000]
E=75,000以上の借金
[危険MAX:75,000超]
返済するために借りる状態!
■年収250万円くらいの方の借入額の危険度数
(月収 約208,333円)
A=31,000 以下の借金
[安全MAX:〜31,000]
A=31,000~B=42,000の借金
[安全である:31,000超〜42,000]
B=42,000 ~C=63,000の借金
[注意が必要:42,000超〜63,000]
C=63,000 ~ D=75,000の借金
[警戒、抑えてください:63,000超〜75,000]
D=75,000~ E=94,000の借金
[危険:集中して返済!75,000超〜94,000]
E=94,000以上の借金
[危険MAX:94,000超]
返済するために借りる状態!
■年収300万円くらいの方の借入額の危険度数
(月収 250,000円)
A=38,000 以下の借金
[安全MAX:〜38,000]
A=38,000~B=50,000 の借金
[安全である:38,000超〜50,000]
B=50,000~C=75,000の借金
[注意が必要:50,000超〜75,000]
C=75,000 ~ D=90,000の借金
[警戒、抑えてください:75,000超〜90,000]
D=90,000 ~E=113,000の借金
[危険!集中して返済!:90,000超〜113,000]
E=113,000以上の借金
[危険MAX:113,000超]
返済するために借りる状態!
■年収350万円くらいの方の借入額の危険度数
(月収 約291,667円)
A=44,000以下の借金
[安全MAX:〜44,000]
A=44,000 ~B=58,000 の借金
[安全である:44,000超〜58,000]
B=58,000 ~ C=88,000の借金
[注意が必要:58,000超〜88,000]
C=88,000 ~ D=105,000の借金
[警戒、抑えてください:88,000超〜105,000]
D=105,000 ~E=131,000の借金
[危険!集中して返済!:105,000超〜131,000]
E=131,000以上の借金
[危険MAX:131,000超]
返済するために借りる状態!
■年収400万円くらいの方の借入額の危険度数
(月収 約333,333円)
A=50,000以下の借金
[安全MAX:〜50,000]
A=50,000~ B=67,000の借金
[安全である:50,000超〜67,000]
B=67,000 ~ C=100,000の借金
[注意が必要:67,000超〜100,000]
C=100,000~D=120,000の借金
[警戒、抑えてください:100,000超〜120,000]
D=120,000~E=150,000の借金
[危険!集中して返済!:120,000超〜150,000]
E=150,000以上の借金
[危険MAX:150,000超]
返済するために借りる状態!
■年収450万円くらいの方の借入額の危険度:(月収 375,000円)
A=56,000以下の借金
[安全度MAX:〜56,000]
A=56,000 ~ B=75,000の借金
[安全である:56,000超〜75,000]
B=75,000 ~C=113,000の借金
[注意が必要:75,000超〜113,000]
C=113,000 / D=135,000の借金
[警戒、抑えてください:113,000超〜135,000]
D=135,000 / E=169,000の借金
[危険!集中して返済!:135,000超〜169,000]
E=169,000以上の借金
[危険MAX:169,000超]
返済するために借りる状態!
■年収500万円くらいの方の借入額の危険度(月収 約416,667円)
A=63,000 ~B=83,000 / C=125,000 / D=150,000 / E=188,000
[安全MAX:〜63,000]
A=63,000 ~ B=83,000の借金
[安全である:63,000超〜83,000]
B=83,000 ~ C=125,000 の借金
[注意が必要:83,000超〜125,000]
C=125,000 ~D=150,000 の借金
[警戒、抑えてください:125,000超〜150,000]
D=150,000~E=188,000の借金
[危険!集中して返済!:150,000超〜188,000]
E=188,000以上の借金
[危険MAX:188,000超]
返済するために借りる状態!
■年収550万円くらいの方の借入額の危険度(月収 約458,333円)
A=69,000以下の借金
[安全MAX:〜69,000]の借金
A=69,000~ B=92,000の借金
[安全である:69,000超〜92,000]
B=92,000 ~C=138,000の借金
[注意が必要:92,000超〜138,000]
C=138,000 ~ D=165,000
[警戒、抑えてください:138,000超〜165,000]
D=165,000~ E=206,000の借金
[危険!集中して返済!:165,000超〜206,000]
E=206,000以上の借金
[危険MAX:206,000超]
返済するために借りる状態!
■年収600万円くらいの方の借入額の危険度(月収 500,000円)
A=75,000以下の借金
[安全MAX:〜75,000]
A=75,000 ~B=100,000の借金
[安全である:75,000超〜100,000]
B=100,000~C=150,000の借金
[注意が必要:100,000超〜150,000]
C=150,000~ D=180,000の借金
[警戒、抑えてください:150,000超〜180,000]
D=180,000~E=225,000の借金
[危険!集中して返済!:180,000超〜225,000]
E=225,000以上の借金
[危険MAX:225,000超]
返済するために借りる状態!
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■ 補足(安全側に使うために)
・家族構成・地域・金利環境などで適正値は変動します。
・判断に迷う場合や返済が重いと感じる場合は、公的窓口の利用をご検討ください。
法テラス(公式):
https://www.houterasu.or.jp/
金融庁・金融サービス利用者相談室(公式):
https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/index.html

この記事では、家計を30分で“見える化”できる手順をまとめました。
むずかしい専門用語は使わず、今日からできる具体ステップだけをご案内します。
まずは収入と固定費を先に書き出し、つづいて変動費を3色で仕分けます。
生活の土台は「半分くらい」、楽しみは「3割くらい」、貯めるお金は「2割くらい」を目安に整えましょう。
返済負担が重いかの簡単チェックや、公的な相談先へのリンクも載せています。
迷ったら、表のゾーン早見表を見て安全目安から一歩ずつ調整しましょう。

Step1|材料をそろえる(家にあるものでOK)
家計整理は、材料をそろえる段階で結果の8割が決まります。
ここで時間をかけるほど、あとがスムーズになります。
通帳・クレジット明細・レシートをひと束に
最初にすることは、すべての「お金の流れ」を目の前に並べることです。
銀行の通帳、クレジットカードの明細、電子決済の履歴、レシートをまとめてください。
数字を「見える状態」にするだけで、家計の全体像がぐっとつかみやすくなります。
メモ用紙A4×3・付箋・ペンを用意
手元に紙とペンがあるだけで、あとから表にまとめるときが楽になります。
A4用紙を3枚使うのは「収入」「固定費」「変動費」を分けるためです。
付箋を使うと、あとで仕分けをやり直すときにも便利です。
先月分も同時にそろえると精度が上がります
家計は1か月単位で見がちですが、先月の支出もあわせて見るとブレが少なくなります。
固定費の変化や、イレギュラーな出費も把握でき、精度が高まります。

Step2|収入と固定費を先に書く(先取りで全体像)
家計を整理するときは、変動費からではなく収入と固定費から書くのがコツです。
先に「確定している数字」を押さえることで、全体がコントロールしやすくなります。
収入は「手取りの合計」だけでOK
世帯主1人の収入でも、共働きでも、まずは手取りの合計額を書きます。
細かい内訳はあとからでも確認できるので、最初はシンプルに始めましょう。
固定費=毎月ほぼ同額の支出を1列で書く
固定費とは、家賃、光熱費、通信費、保険料など、毎月ほとんど変わらない出費です。
これを収入と並べると、残りの「自由に使えるお金」が一目でわかります。
変動費は後回し。まず“確定分”を固める
先に固定費を固めることで、生活の「基盤」を明確にできます。
ここを飛ばすと、あとで数字の整合がとれなくなるので注意が必要です。

Step3|変動費は3色で仕分け(見える化のコツ)
変動費は、見える化のコツを押さえると一気に整理が進みます。
この工程では、感情ではなく「用途」で色分けするのがポイントです。
必ず必要/あると嬉しい/将来のため(貯蓄)
変動費は、まず3つに分けてみましょう。
「生活のために必ず必要なもの」「あると生活が楽しくなるもの」「将来や備えのためのもの」です。
この3色に分けるだけで、優先順位が自然と浮かび上がります。
金額はざっくりでOK(1,980円→2,000円)
最初から正確な金額を書く必要はありません。
四捨五入しておおよその数字を出すことで、全体像が早くつかめます。
家計の整理ではスピードも大切です。
付箋は「1枚=1支出」。重ねず横に並べる
付箋を使うと、あとから簡単に順番を変えられます。
たとえば「外食費」や「習いごと」を並べておくと、どれを削るか一目で判断できます。
これはデジタルよりも直感的で、多くの人が効果を実感しています。
Step4|“安全目安”でバランス調整(やさしい言葉で)
支出を並べ終えたら、ここからはバランス調整です。
難しい計算をしなくても、「目安」をもとに考えるだけで十分です。
生活の土台は“半分くらい”(家賃・食費など)
住居費や食費、光熱費などは、理想的には手取りの約半分以内におさえると安心です。
固定費をここで見直すだけでも、貯蓄に回せるお金が増えます。
楽しみ・便利は“3割くらいまで”を目安に
外食や娯楽、サブスクなどは、3割程度がひとつの目安です。
我慢しすぎず、バランスをとることで家計の満足度も上がります。
貯める・備えるは“2割くらい”をめざす
毎月少しずつ貯蓄する習慣をつけると、予期せぬ出費にも強くなります。
貯蓄を「余ったら」ではなく「先に分ける」ことで、自然と貯まっていきます。

Step5|返済が重いかの簡単チェックと相談先
最後に、返済が重くなっていないかをチェックしましょう。
難しい数式は不要です。年収と返済額のバランスを見るだけで目安がわかります。
返済が「総収入の3〜4割超」はキツいサイン
返済額が総収入の3〜4割を超えると、生活費の圧迫が大きくなります。
家賃やローンなどを含め、早めの調整を心がけましょう。
固定費の小さな見直しから着手しましょう
いきなり大きな支出を減らすのは難しいものです。
まずは携帯代やサブスクなど、小さな固定費から削ると現実的に進められます。
つらいときは公的窓口へ:法テラス/金融庁
「返済が苦しい」と感じたときは、一人で抱え込まないことが大切です。
たとえば
“https://www.houterasu.or.jp/” →法テラス
“https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/index.html“→金融庁・金融サービス利用者相談室
といった公的窓口に無料で相談できます。
安心して生活を立て直すための第一歩になります。

まとめ|一人暮らしだからこそ「家計の見える化」と早めの相談が大切です
一人暮らしで借入を抱えていると、家賃と返済の負担が家計を圧迫しやすい状況になりがちです。
支援制度の活用は「最後の手段」ではなく、早い段階から検討することで生活再建の可能性を広げる手段になります。
まずは、家計のセルフチェックを行い、支出・返済・貯蓄のバランスを整理することが第一歩です。
そのうえで、公的支援や無料相談窓口を活用し、制度や条件を正しく理解したうえで判断しましょう。
また、相談時には収入・支出・借入状況を明確にした資料をそろえておくことがとても大切です。
これにより、申請や審査をスムーズに進めることができます。
当サイトでは、相談は何度でも無料で、審査に通過し月々のお支払いが発生するまで費用は0円です。
「まだ制度を使うか決めていない」「まずは話を聞きたい」という段階からでも安心してご相談いただけます。
